電気料金は使用量やアンペア数によって異なり、料金計算の仕組みを理解しておくことは自分に合った料金プランを見つけるために非常に重要です。この記事では、私が現在使用しているオクトパスエナジーの例を参考に電気料金の計算方法を詳しく解説していきます。
電気料金の基本構成
電気料金は、大きく4つの要素で構成されています。
- 基本料金
- 従量料金(電力量料金)
- 燃料費調整額
- 再生可能エネルギー発電促進賦課金
上記の要素を全部合わせて毎月の請求金額が算出されています。
下記で各要素の詳細について解説していきます。
基本料金
基本料金は、使用量に関係なく、毎月の使用期間日数に応じて発生する料金です。使用量に関わらず請求されるため、電気をあまり使わない月でも支払う必要があります。
計算方法:基本料金単価(1日あたり)X使用期間日数
※オクトパスエナジーでは1日あたりの金額ですが、電力会社によっては1月あたりの金額を設定していることがあります。
従量料金(電力量料金)
従量料金は、毎月の使用量に応じて発生する料金です。
一般的に使用量が増えるほど単価が高くなる「段階制」となっていることが多いです。オクトパスエナジーでは、地域に応じて3段階または4段階に分かれています。
3段階エリア:北海道、東北、東京、中部、北陸電力エリア
- 1段階目(0~120kWh): 単価A
- 2段階目(121~280kWh): 単価B
- 3段階目(281kWh~): 単価C
計算方法:(単価Ax1段階目使用量)+(単価Bx2段階目使用量)+(単価Cx3段階目使用量)
4段階エリア:関西、中国、四国電力エリア
計算方法:(単価Ax1段階目使用量)+(単価Bx2段階目使用量)+(単価Cx3段階目使用量)+(単価Dx4段階目使用量)
燃料費調整額
燃料費調整額は、石油や天然ガスなど毎月の燃料の貿易統計価格に応じて、電力会社が設定できる料金です。燃料価格の変動による経営リスクへの対応や安定的なサービス継続を提供するために導入されて、毎月変動することが特徴です。
計算方法:燃料費調整額単価(1kWhあたり)x毎月の使用量
再生可能エネルギー発電促進賦課金
再生可能エネルギー発電促進賦課金は、再生可能エネルギーの普及を目的として導入されている料金です。この料金は、太陽光発電や風力発電、バイオマス発電などの再生可能エネルギーの導入促進を支援するために使われます。どこの電力会社のどのプランでも同じ金額が発生します。
毎年5月に資源エネルギー庁から新しい単価が発表されています。2024年度(令和6年度)は3.49円/kWhとなっています。
計算方法:再生可能エネルギー発電促進賦課金単価(1kWhあたり)x毎月の使用量
電気料金の計算方法
それでは、実際の請求書を参考にどのように計算されるのかを見ていきましょう。
基本料金
計算式は基本料金単価(1日あたり)X使用期間日数
基本料金が24.56円、使用期間日数が29日の場合
24.56x29=712.24円
従量料金(電力量料金)
計算式は(単価Ax1段階目使用量)+(単価Bx2段階目使用量)+(単価Cx3段階目使用量)
1段階目単価が23.57円、2段階目単価が28.81円、3段階目単価が31.21円、使用量が41kWhの場合
(23.57×41)+(28.81×0)+(31.21×0)=966.37円
燃料費調整額
計算式は燃料費調整額単価(1kWhあたり)x毎月の使用量
燃料費調整額単価が4.51円、使用量が41kWhの場合
4.51×41=184.91円
再生可能エネルギー発電促進賦課金
計算式は再生可能エネルギー発電促進賦課金単価(1kWhあたり)x毎月の使用量
3.49×41=143円
最終的な電気料金
最終的な電気料金は、基本料金 + 従量料金(電力量料金) + 燃料費調整額 + 再生可能エネルギー発電促進賦課金で計算されます。上記で算出した金額を合計していきます。
- 基本料金: 712.24円
- 従量料金: 966.37円
- 燃料費調整額: 184.91円
- 再生可能エネルギー発電促進賦課金: 143円
最終的な電気料金は、712.24円+966.37円+184.91円+143円= 1,824円となります。
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