※本サイトで紹介している商品・サービス等の外部リンクには、プロモーションが含まれています。
みなさん、こんにちは!
進学や就職など新生活の引っ越しシーズンがまもなく始まります。もうすでに色々と準備されている人もいるのではないでしょうか。新生活に心を弾ませる一方、物件を退去する際に部屋の状態を復旧する「原状回復」を巡り、トラブルが相次いでいます。
主な修繕箇所としてクロスや床などの修繕費用が請求されますが、それが適正価格かどうかわからないまま支払っていませんか?数年ほど住んでいてだいぶ劣化している箇所もあるから、十数万円以上かかるのは仕方ないと思っていませんか?
ある不動産会社のアンケート調査では、退去時のトラブルの経験について聞いたところ、半数近くが「ある」と回答しており、その内容を見ると金銭的な負担(請求)に関するものが多く挙げられています。
そこで、今回は賃貸物件の退去費用を下げる方法について解説していきます。
原状回復ガイドラインについて知ろう
みなさんは賃貸物件の退去費用に関する国のガイドラインがあることをご存じですか?
民間賃貸住宅における賃貸借契約は、いわゆる契約自由の原則により、貸す側と借りる側の双方の合意に基づいて行われるものですが、退去時において、貸した側と借りた側のどちらの負担で原状回復を行うことが妥当なのかについてトラブルが発生することがあります。
国土交通省「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」について
以前から退去にかかる費用負担についてはトラブルが相次いでいたため、平成10年に国がガイドラインを定めました。
詳しくは下記のリンクからご覧ください。
国土交通省「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」について
ガイドラインの内容を簡単にまとめると、入居者が故意に傷つけたものについては入居者負担、経年劣化(時間が経つと消耗していくもの)については貸主(オーナー)負担とされています。つまり、原状回復とは「借りた当時の状態に戻すために係る費用をすべて入居者が支払うのではなく、故意に傷つけてしまったものにだけ費用を支払えばいい」ということです。
故意に傷つけたものの該当例
- 食べ物や飲み物をこぼして付いたシミ
- 油汚れやスス汚れ、結露の放置によるカビやシミ
- タバコによるヤニ汚れや臭い
- 壁に釘を打ち付けて家具を設置した釘穴(画鋲やピン程度の穴は除く)
- 水回りの水垢やカビ
経年変化の該当例
- 家具の設置による床や畳のへこみ
- テレビ・冷蔵庫の裏にできる電気ヤケ
- 直射日光による床や壁の変色
- 設備機器の寿命による故障
また、経年劣化の原状回復費用は月々支払う家賃の中に含まれているとガイドラインに明記されています。そのため、退去時にも経年劣化の原状回復費用を支払うと二重で支払うことになってしまいます。そこで、ガイドラインでは「減価償却」の考えを採用しています。
たとえば、クロスやカーペットは6年で価値がなくなるものとされているため、6年以上住んでいて退去した場合、もしクロスを故意に傷つけたとしても入居者が費用を負担する必要はありません。

契約書の「特約」に注意!
退去前にやっておくべきこと
1.部屋の状態を写真などの記録として残しておく
内見時や入居初日にもやっておくことをおすすめします。物的証拠が1番役立ちます!
2.退去日の1か月前までに大家に退去する旨の連絡をする。
退去日まで1ヶ月をきってから連絡をすると、翌月の家賃も請求されるため気を付けましょう。
3.退去日までに鍵を返送する。
あまり知られていませんが、法律上は退去時に立ち合いをする必要はありません。退去日までに鍵を返送すれば部屋の明け渡しは完了となります。
不当な請求を避けるために上記のことはしっかり行いましょう!
まとめ
今回は賃貸の退去費用を下げる方法について解説していきました。
多くの人が家具の凹みや経年劣化により消耗したクロスなどの費用もそのまま支払っていたのではないでしょうか。もう支払った過去のお金は戻ってきません。
過去の経験を糧に、この記事で知ったことを実践してこれからはぼったくられないようにしていきましょう!
当サイトでは、生活に関するお得情報やワーホリ・留学に関する情報を発信していきますので、ぜひご覧ください!


当サイトをご覧いただき、ありがとうございます。
当サイトでは「いまよりも少しでも生活が豊かになるように」をコンセプトに日々さまざまな情報を発信しています。
主な発信内容は、固定費の削減、家計管理、ワーホリ・留学について筆者の体験談を交えながら発信しております。
「この商品、サービス知れて良かった!」と思えたものがあればコメントいただけると嬉しいです!みなさんが豊かな人生を歩んでいけるよう応援しています!